皆様お疲れ様です😊
元JRA美浦トレーニングセンター調教助手のリーファです🙇
今週の月曜日、火曜日と国内最大の馬のセリ市セレクトセールが行われました。超高額馬が続々と誕生し、ネットやSNS上でもかなり話題になってました。それに伴い高額馬は何故?走らないのかと言う記事もチラホラあり、調べてみると確かに値段と成績が伴って無いように感じました。その辺りを個人的な見解をしながら書いたので良かった見てください。飽くまでも個人的見解と意見です。
【何故に?高額馬は成績不振の馬が多いのか?】
※先ずは高額馬になる要因
・兄弟馬が走ってるので自然に高額馬になる
・馬体が垢抜けていて、流行りの血統
・牧場の人の評判が凄く良い
・お母さんの競走成績が良く種馬も一流
・生産が大手の牧場
・大物馬主同士で競合になる
※この逆が億以下の馬
・兄弟馬がそれ程の成績ではない
・馬体はまだ見映えしなく、良化するかは未知
・お母さんの成績はそれなりで種馬は様々
・生産牧場が大手ではない
・大物馬主さんとの競り合いがない
このように高額馬になる条件は様々あり、一概にどれが正解とは言えないですが、基本的には青線の要因が主にあると思います。
今年も軒並み億越えの馬が多く、迫力あるセールになったと思います。経済的にもお金が回って良い流れではないかと思います。但し、取引額と獲得賞金の視点から見ると疑問に感じる事もあります。億越えの馬の成績を調べてみると、やはり値段と成績のバランスが悪く、思うような成績は上げれてない感じです。
超高額馬を扱う人間の心理としては、壊しては行けないという心理(高価な物や高額な商品は大事にしたくなる)が働いてしまうのが自然であり、そこが問題ではないかと感じます。競走馬は見映えや血統は勿論大事ですが、基本的にはアスリートなのでどんな馬でも鍛えて鍛えて強くなって行く生き物だと思います。高額馬になる程大事に扱わないと行けないと言う心理が働き自然と過保護になり、調教も軽くなってしまうように感じます。勿論どの馬も同じように調教メニューは組まれますが、高額馬になると小さな異変でも調教をストップする事が多く、体力や精神的にも一定の壁を越えれなく成績も今一つの状態になってしまように感じます。ましてや、調教師が頼み込んで買って貰う場合もあり、責任が重大になり過度のプレッシャーになる事もあると思います。
逆に高額でない馬(ここでは幅広く億以下の馬とします)は血統もピンキリで馬体の成長も未知数の馬が多く、仮に走らないとしても当然の事と受け止めるながら調教が出来ます。プレッシャーがない状況での鍛え方なので調教する側としては色々と試す事も出来、鍛えがいもあります。基本的に安い馬は血統がそれ程良くはないので走る確率は低いですが、壊れるのを恐れずに調教をできる利点があります。言い方は悪くなりますが、壊れてしまっても馬主さんの負担はそれ程ないので、その辺もプレッシャーなく調教出来るポイントです。
更に最近は、調教の技術も進歩して来ているので、高い馬であろうと安い馬であろうと1つ勝つのが本当に大変な時代だと思います。競馬の世界は血のスポーツであり血統が物凄く大事ですが、競走馬に生まれて来た以上、良い成績を上げて行かないと生き残れないので、やはり高額馬でも安い馬でも基本的には壊れるのを恐れずに鍛えるかがポイントになるのではないかと個人的には思います。
因みに僕も牧場時代にセリで馬を引っ張った事があり売れるか売れないかドキドキしながら引っ張った覚えがあります。以上個人的な見解でした。
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