【第67回G1有馬記念2022】全頭チェック
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皆様お疲れ様です🙇

元JRA美浦トレセン調教助手のリーファです👌

有馬記念の全頭チェックをしたので良かったら見てください😊

あくまでも個人的感想なのでご了承ください🙇

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【全頭チェック】

 

アカイイト 前走(エリザベス女王杯4着)

脚質的にいつも後方になりがちで、展開に左右される面があり難しい所があるが、重馬場になった時は確実に脚を使うタイプ。ただ最近は調教で引っ掛かる感じもあり折り合い面で難しい所が出て来ているので、如何に調教と競馬でリラックスして走れるかがカギになると思います

※キレる脚がないので時計勝負は分が悪い

 

 

アリストテレス 前走(京都大賞典11着)

去年の有馬記念は6着でソコソコ頑張ってる感じはありますが、そこから二桁着順が続き不振傾向です。調教も最近ではラスト1ハロンにキレがない事が多いのでスタミナ強化と精神的な立ち直りが必要な印象です。レースでも気持ちさえ戻ればもう少しやれても良い素質はあると思っています。

※好走の時は中枠が多いので枠順にも注目

 

 

イクイノックス 前走(天皇賞秋1着)

デビュー以来5戦3勝2着2回とオール連対中で穴を見つけるのが正直難しい所があります。ただ負けてる2戦は外枠の時で位置取りが後方になり、仕掛けるタイミングが少し狂うとゴールの脚に狂いが生じる場面もありです。調教では手前変換が少し苦手な所があるので、スムーズに手前変換出来れば体調は問題と見て良いと思います。

※斤量も55キロで少しアドバンテージがあるようにも感じます

 

 

 

イズジョーノキセキ 前走(エリザベス女王杯10着)

過去22戦して2000m以上の距離を走った事がないので、やはり距離の克服が課題にはなって来ると思います。しかも斤量もイクイノックスと同じ55キロと斤量面でも少し不利な感じもします。中山競馬場も過去1走だけでトリッキーなコースへの対応もカギになります。ただ岩田康騎手との相性は良く11戦6連対と好成績なのでその点には注目したい所。

※勝ち星全てが良馬場なので馬場状態は要チェック

 

 

 

ウインマイティ 前走(エリザベス女王杯16着)

馬券圏内の時はいつも人気以上の走りをする事が多く掴み切れない所がある馬で長距離にも強い印象。ただ過去に上がり33秒台がなくキレ味勝負になると少し部の悪い所はある。馬場は前走のように極端に悪くなければある程度は対応できるタイプだと思います。

※2400m以上3戦して掲示板外した事がない

 

 

ヴェラアズール 前走(ジャパンカップ1着)

目下3連勝中で勢いに乗ってる馬。フォームも独特で頭が高くそれでいて終いキレる脚がありスタミナも豊富。過去2400m以上は6戦4勝3着2回と完全にステイヤータイプ。しかも上がりも33秒台が使えるのも魅力。但し中山コースは過去に1回走ってますが後方からの競馬になり4コーナーも外に振られる感じで届かずの3着でした。若干器用さがない所もあるので展開は重要になってくるかと思います。

※ジャパンカップからの調整なので最終追い切りは注目

 

 

エフフォーリア 前走(宝塚記念6着)

去年の有馬記念覇者だが大阪杯、宝塚記念と休み明けの競馬は今一つ。しかも長距離輸送が絡んでの競馬で長距離輸送も弱い印象です。今回は地元での競馬で長距離輸送もなく力が発揮出来るかがポイント。追い切りでは正直まだ迫力不足の所があり、トモの動きもまだ本調子でない感じがします。最終追い切りでどこまで回復してるかがカギになりそうです。

※大阪杯、宝塚記念は追走で疲れ、気持ちが切れた感じなのでスタミナ強化も必要

 

 

ジェラルディーナ 前走(エリザベス女王杯1着)

前々走のオールカマーを勝って中山巧者のイメージ。しかも馬場が悪化しても対応できる万能タイプ距離はわからない所があるが2200mの成績も良く3戦2勝。鞍上も引き続きクリスチャンが乗れるのも心強い。ただ長距離輸送も絡むので最終追い切りでどの程度の負荷をかけるかがポイントになりそうです。

※極端に速い時計には少し不安な所もあるので要注意

 

 

ジャスティンパレ 前走(菊花賞3着)

デビューから一環として2000m以上を使っておりスタミナには自信ありのタイプ。中山も2回走ってG1の連対もありコースには不安はないと思います。ただ今回は初の古馬相手で力関係がどうなるか?しかも良馬場しか経験ないのも未知な部分ではあります。

※1週前追い切りでは動きが重かったので最終追い切りの動きに注目

 

 

タイトルホルダー 前走(凱旋門賞11着)

前走の凱旋門賞からの立て直しが注目されてますが1週前追い切りでは良い動きで不安はなさそう去年より力もつけておりスタミナと瞬発力も数段アップの印象です。宝塚記念のように番手でも競馬できるようになったのも強み。鞍上も手の内に入れてるのも心強い。

※逃げ馬なのでなるべく内目の枠は欲しい所で大外だけは避けたい

 

 

ディープボンド 前走(凱旋門賞18着)

去年の2着馬でローテーションも同じで凱旋門賞からの参戦。スタミナはあるタイプだが瞬発力には不安がありゴール前やや甘くなる事も多い。そのかわり長く良い脚をつかうので消耗戦には強い印象です。理想的な競馬は去年みたいに内でロスなく立ち回り、しぶとさを発揮出来る競馬だと思います。

※後手に回ると脚質的に厳しいので枠は内目が欲しいタイプ

 

 

ブレークアップ 前走(アルゼンチン共和国杯1着)

この馬もデビュー以来2000m以下は使った事がなく完全なるステイヤータイプ前走で待望の重賞制覇し勢いはある。中山も8戦して着外2回と中山巧者。ただし今回は初のG1挑戦で相手も一気に強くなりペースも速くなると思うので、もうワンランクパワーアップは欲しい所。

※先行同型に強烈な馬がいるのでスタートの駆け引きがポイントになりそう。

 

 

ポタジェ 前走(天皇賞秋13着)

良成績が1800~2000mに集中してる所を見るとスタミナには不安あるタイプ。ただ戦って来たメンバーが強く馬場が悪化した時は怖い存在で鞍上も乗り慣れてるのもプラス材料。良馬場だとキレ負けする印象なので好走条件は馬場悪化が必須

※最近は追い切りも少しズブくなって来てるので最終追い切りはキレが戻るか注目

 

 

ボッケリーニ 前走(ジャパンカップ17着)

どちらかと言うと長い所の方が良いタイプで中山も勝ち鞍こそないが2回走って2着3着と馬券圏内には来ている。ある程度スンナリと先行出来ないと脆い一面もあるのでスタートしての位置取りと枠順がカギにはなりそう。前走初のG1挑戦で壁はあったのも事実でこのメンバーでどこまでやれるか注目。

※馬場は不問タイプだが瞬発力勝負は避けたいタイプ

 

 

ボルドグフーシュ 前走(菊花賞2着)

前走は惜しい負けで内容的には勝ちに等しい競馬。今年は成績も安定していて6戦して3着以下なしの案手株デビューから2000m以上を使われスタミナにも問題ないタイプ。1週前追い切りでも抜群の動きを見せ目下絶好調の印象。ただ中山初なのでトリッキーなコースへの対応と初の長距離輸送と不安材料もある。

※道中少しズブい所がある馬なので鞍上交代は少し不安

 

 

ラストドラフト 前走(アルゼンチン共和国杯5着)

古馬になってからが伸び悩んでる印象で重賞レースでも勝ち切れない所を見るとここでは少し苦しいような気がする。前走を見ても一瞬良い脚を使うが持続しない所にこの馬の難点がありそう。今回は古馬のG1初挑戦でどこまで頑張れるかといった所。

※最近は左回りの方が競馬っぷりが良い印象で右回りの中山はマイナスイメージ

 

 

【最後に】

色々と書きましたが、有馬記念は何が起きるかわからないレースでもあり、人気がない馬でも十分チャンスがあるレースです。厩舎サイドも大一番なのでギリギリの線を狙って仕上げて来るので余計に波乱を生みやすくなってるかもしれません。最終追い切りもシッカリと診断して行きますので今週も宜しくお願い致します🙇

 

 

 

 

 

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