皆様お疲れ様です🙇
元JRA美浦トレセン調教助手のリーファです😊
日曜日おこなわれた京都記念のエフフォーリアの心房細動について軽くお話させて貰います。
※ただ個人的な意見と見解なのでご了承ください🙇。
【日曜日の心房細動について】
京都記念でエフフォーリアが心房細動で競走中止した事に関してネット上では色々と言われてます。その事について色々と気になったので少しお話させて貰います。先ず競走馬の心房細動について軽く説明したいと思います。心房細動とは不整脈の一種で普段なら規則正しく心臓の各部に電気信号が送られてますが、何かしらの原因で電気信号が乱れて体に上手く血液が循環されなくなる病気です。競走馬の心房細動は人間の心房細動と違い特別な治療をしなくても自然と治る特徴があります。発生率も調べによると非常に低く0.03%と言われ再発率も6%となってます。原因となる要因やきっかけ等は不明で、現状では解明はされていません。このように心房細動を発症すると体に上手く血液が行き渡らなくなるので走っていても失速する事になります。ここでネット等では何故?早めに止めるんだとか色々な意見が飛び交ってますが、もしあのまま走らせていたとしたら馬がフラフラとして来て人馬ともに危険な状況になっていた可能性は高いと思います。ジョッキーが競馬の途中で止めるという行為は余程の事であり、勇気ある行動とも言えると思います。また本当に心房細動だったのかとも言ってる人がいますが、競走中止やタイムオーバーになった馬は必ず獣医師が聴診器などをあててちゃんと確認しています。因みに心房細動はタイムオーバーの適応外になってます。タイムオーバーになると出走制限がかかり、更に出走手当の減額など厳しい制約があります。また、獣医師はレースを常に監視してますが、レース中に急に失速して行く馬や集団について行けない馬を常に監視し、競走馬のケガや病気に素早く対応出来るように心掛けています。競馬は生き物が走るので何が起きるか予測不可能だという事を理解して貰いたいと思います。競馬を見る角度は色々とありますが、まだまだ馬券以外の本質的な部分は知られてない事が多くあり、見えない部分もあると思います。エフフォーリアがこの先どういう方向になるかはわかりませんが、無事にターフに戻って来た時は温かい気持ちで見守って貰えればと思います。
【最後に】
基本的に競馬はお金を賭けるスポーツでありギャンブルなので馬や関係者を批判したくなる気持ちはわかりますが、馬や関係者の努力があって競馬が成立してると言う事も理解して欲しいと思います。ただ本文でも言いましたが、馬券以外の事で知られていない部分も多くあるのも事実です。これからも皆さんが疑問に思う事やフトと思った事などを発信していければと思ってます。これからもよろしくお願いします。
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