皆様お疲れ様です🙇
元JRA美浦トレセン調教助手のリーファです😊
先日フェブラリーSを制したレモンポップの次の予定は、今週の様子を見てからの判断と陣営がコメントしてました。
様子を見てからの判断とは、どんな感じなのか僕なりに説明していきたいと思います。
※但しこれからお話する事は僕が経験して来た事であり、各厩舎で仕事内容と治療方法は若干事なりますのでご了承ください🙇。
【レース後の体調チェックと治療など】
先ず土曜日使った馬と日曜日に使ったは微妙に治療の過程が異なります。何故なら?トレセンは月曜日が全休日なので日曜日に使った馬は、基本的には全休日明けの火曜日に治療する事になります。ただJRAの診療所は月曜日でも当番の人がいるのでお願いすれば治療は可能です。ただ現実的には病気やケガをしてる馬以外は月曜日に治療する事はほぼないです。ここからは曜日に関係なく競馬が終わると、どのような感じで体調のチェックと治療をして行くのかを説明して行きたいと思います。
《レース後にチェックする項目》歩様、脚元の腫れ熱感、体全体のケガのチェック、エサの食べ具合、体温、馬房内の様子等、チェック項目は多岐に渡ります。
これを先ずは担当のスタッフがチェックをし、その後に2重チェック的な感じで調教師と調教助手が歩様等をチェックします。その後にいつも診ている担当の獣医さんに歩様、体全体の触診、聴診器で心臓、肺など内臓のチェックをして貰います。体や内臓が疲れている場合は重曹やラクテック(電解質液)に栄養剤を混ぜて点滴をして治療をします。これが俗に言う疲労回復と言われる治療です。
全てのチェックが終わり、異常がなければ数日後にダク(速脚)や軽いキャンターをして感触を確かめます。見た目が大丈夫でも乗って感触が悪い事も多いので間隔が詰まって使う場合などは慎重な判断が求めらます。
このようにレース後のチェックと治療は凄く重要で厩舎の成績や馬の成績にも関わってきます。レモンポップがこの先どのようなローテーションを組んで来るかはわかりませんが、こんな感じでレース後の体調確認と治療などはしています。簡単に説明してきましたが、これからもトレセンでの仕事や競馬について色々と発信して行くのでよろしくお願いいたします。
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