皆様お疲れ様です🙇
元JRA美浦トレセン調教助手のリーファです😊
土日に競馬があるのは当たり前になってますが、春闘で厩務員組合と調教師会が決裂すれば競馬は中止になります
今年の春闘はどうなるかわかりませんが、今日は春闘のお話を少ししたいと思います
【春闘】
この時期になると毎年労働条件の緩和、給料の交渉など色々な事を含め厩務員組合と調教師会で話し合いが行われます。いわゆる春闘です。意外と知らない方がいると思うので説明しますが、JRAの厩務員及び調教助手はJRAの職員ではないのでJRAから給料は貰っておらずJRAと春闘の交渉もしません。厩務員と調教助手の雇い主は各調教師であって交渉する相手も調教師になります。イコールその後ろには馬主さんから預託料が払われているので、言ってしまえば馬主さんと交渉しているのと変わらない側面もあります。
いつも同じ厩舎で一緒に働いてる厩務員や調教助手と調教師が交渉の場で顔を合わせる事も珍しくなく緊張感ある交渉の場であり、自分には出来ないなといつも思ってました。春闘が始まると厩務員組合の上層部と調教師会の上層部は物凄く忙しくなり仕事以外にも神経を使う事になります。ギリギリの交渉の際は徹夜になる事もあり本当に大変だと思います。今年の春闘の結果がどうなるか分からないですが、この先の競馬会を考えると若い人が入って来なくなり人手不足になると言われてるので、若者が働きやすい環境と他業種に負けない労働条件になって欲しいと個人的には思ってます。ただ生き物が相手の仕事なので難しい所も実際にはあると思います。因みにこれも知らない人が多いと思いますが、今は人件費削減の方針で各厩舎1人足りない状態で仕事をしています。すなわち一人足りない状態で仕事をしてると言う事は、スタッフの仕事量は前よりも増えて忙しい環境だと言えます。ストライキになれば競馬が中止になりファンに迷惑をかける事になります。しかしこの先の競馬会を考えると働き手がいなくなり質の高い競馬が維持出来なくなる恐れもあるので何とか良い妥協案をお互いに出し合って良い方向に向かって行って欲しいと思います。また、将来競馬場で働きたいと思ってる若者でトレセンの仕事内容やどう過程を踏めば競馬場に入れるか等わからない事があればいつでも気軽にご連絡ください。微力ながら応援させて貰います。
簡単になりましたが春闘について軽くお話をさせて頂きました。春闘についての踏み込んだお話は金曜日の夜にするTwitterのスペースでお話出来ればと思います。週末の追い切り診断も頑張りますのでよろしくお願いいたします。