皆様お疲れ様です🙇
元JRA美浦トレセン調教助手のリーファです😊
先週Twitterで某調教師が下記のようなツイートをしてましたが、現場で長年働いていた立場から少しお話させてください
【個人的な意見と見解】
先ずは状況が細かい所までツイートされてないので何とも言え所ですが、このようにジョッキーが追い切りや調教又はゲート練習等に乗って『ちょっとこの馬乗れませんとか、他のジョッキーに乗って貰った方が良いよ』というような発言は実はそんなに珍しい事ではありません。ツイートのコメント欄で競馬ファンの方達は、驚いたコメントが多かったみたいですが決して驚く出来事ではないと個人的には思います。東西合わせて200くらいの厩舎がありますが、この手の話は一度は経験してる厩舎が多いと思います。推測にはなりますが調教師の言い分としては、乗りづらいかもしれないが普段は調教助手が乗って調教をこなしてるのだからジョッキーが乗っても問題なく乗ってくるだろうと言う判断で調教に乗せたと思います。所がいざ調教に乗せると思わぬ返答が来てイラついてのツイートになったと推測します。どちらが正しいとかは別として乗りづらくて乗れないと言ってるジョッキーにわざわざ乗せる意味もないよに感じます。気持ち良く乗ってもらうのが成績にも直結する部分なのでイヤがってるジョッキーを乗せる意味は全くないと個人的には思います。ジョッキーの立場からも同じで、乗りたくない馬に乗っても良い騎乗は出来ないものだと考えます。僕も同じような経験は何度かした事がありお互いの気持ちは凄くわかります。僕の経験からのお話をすると、これと全く同じケースが2,3度あり1つのケースはジョッキーの意見を尊重して他のジョッキーに乗り替わりました。もう1つのケースは馬主さんがどうしてもそのジョッキーを乗せたいと言う事で何とか説得して乗って貰いました。結果はと言うと前者は好成績で後者は残念な結果になり、やはりジョッキーには気持ち良く乗ってもらうのが先決だと思います。生き物同士なので相性もありますし癖馬が上手い下手なジョッキーもいるので難しい問題ではあります。僕から競馬ファンに言いたいのは調教師、ジョッキーどちらが悪いとかではなくトレセンの中ではそんなに珍しい話ではないので驚く必要はないと言う事です。如何せんトレセンの内部事情や仕事内容が一般ファンに届いてないのもダメな部分ではあると思います。Twitterを始めて1年が経ちましたがまだまだ伝え切れてない部分もあるのでこれからも色々と発言していきたいと思います。
【最後に】
個人的なお話にはなりますが、このようにトレセンでの仕事や内部事情或いは馬の仕上げ方等細かい所がわからない人が多いと思います。そこでツイートやブログで伝え切れないトレセンの日常を漫画にする事にしました。今までにない(厩舎スタッフ側からの目線で描いた)競馬漫画になると思いますので競馬ファンには是非読んでもらいたいです。第1話が完成次第またお知らせします(近々完成予定)🙇😍。