皆様お疲れ様です🙇。
元JRA美浦トレセン調教助手のリーファです😊。
桜花賞はリバティアイランドだけが次元の違う競馬で圧勝し、川田ジョッキーのカメラ映像が話題になりました。そのカメラ映像の中に色々と川田ジョッキーが言葉を発していますが、その中で気になるフレーズがあったのでそこを自分なりに紐解いて回顧してみたいと思います。
まだ映像を見てない方はＪＲＡの公式YouTubeチャンネルからみてもらえればと思います。
※飽くまで個人的な見解ですのでご了承ください🙇。
【川田ジョッキーのカメラ映像から】ちょっと紐解く
今回の桜花賞は川田ジョッキーのヘルメットにカメラが装着されており、リアルな映像が撮れていました。あるマスコミではレース前の馬とのやり取りに注目したり、ＳＮＳ上ではレース後の川田ジョッキーがリバティアイランドを労う声などが話題となってました。その中で僕が注目した言葉があり、何故？あの位置取りになったのか紐解いてみたいと思います。その言葉とは川田ジョッキーが何回か繰り返し言ってた『全然進んで行かなかったわ～』です。普段追い切り診断をしてる立場からも気になる言葉であり、競走馬を今まで調教して来た経験からも気になるフレーズであります。じゃあ何故？進んで行かなかったかというと、それは１週前追い切りから最終追い切りまでの調整過程にあったのではないかと個人的には思ってます。１週前追い切りは、動きも凄く良くゴール前の手応えも抜群な動きを披露してました。しかし１つだけ気になる所があったのも事実です。それは４コーナーから直線に入って、外から併せられた時に馬が行きたがる素振りを見せ乗り手の拳が上がり気負いが目立つ走りになっていて、ガスが少したまってる状態でした。Ｇ１レースに向かうにあたって大事になって来るのは、やはり折り合いです。あの感じのままでは少しテンションが高くなりそうな雰囲気があり最終追い切りまでにどのくらいガス抜きができ、気負いをなくせるかがポイントだと思ってました。最終追い切りは見事に折り合いがつき、気負ってる雰囲気もなく素晴らしい動きを披露しました。１週前追い切りから最終追い切りまでの調整過程がどのような感じで行われたか、わかりませんがガス抜きには成功しこれで陣営も落ち着きが出て良い雰囲気で競馬に望めると思ったはずです。パドックについても前走は2人引きでしたが、今回は担当者が1人で引っ張っていて落ち着きある雰囲気でした。最終追い切りからパドック、返し馬と一連の流れが上手く行き、良い雰囲気でゲートインしたと思います。しかしスタートを切ると馬が全然進んで行かなく位置取りは後方になり道中は厳しい展開になってしまいました。。ただそこで慌てず騒がず騎乗した川田ジョッキーは馬の力を信じ切って乗っていたのは素晴らしいと思います。馬の力が抜けていたのは間違いないですが、普通の馬なら恐らくあの位置取りで、気が抜けた感じのスタートなら負けていたのではないかと推測します。リラックスしてるのは良い事ですが、余りにも落ち着いているのも時にはダメな時があり、ここに調整過程の難しさと勝負の厳しさがあると思います。今回はかなり厳しい競馬になったので疲れがどのくらい残るかが、次走へのポイントになりそうです。ただ災い転じてじゃないですが、次のオークスの予行演習になったのは間違いないと思います。ちょっと変わった目線から桜花賞を分析して見ました😊。
【PR競馬漫画 『追い切り３頭併せ～馬のために走り出せ～』】１度読んでいただけると幸いです🙇😍。
何かと最近話題の多いトレセンを舞台とした漫画です。この漫画でしか知りえないトレセンの仕事内容や裏側をリアルに描いてます。トレセンでの日常はTwitterやブログだけでは伝えきれない事が多く、謎に包まれているのも事実です。１人の新人厩務員（安住真治）を通してトレセンの日常を面白おかしく描いてます。ウマ娘世代から玄人ファンまで幅広い世代に読んでいただきたいと思います。原案は元JRA調教助手の私が担当し漫画は高草木こぶが担当してます。競馬愛ある2人で作り上げた漫画なのできっと競馬の楽しさや奥深さを知れると漫画だと思います。是非一度読んでください。尚、配信はkindle、コミックシーモア、アップルブック等１４６の配信会社から電子書籍として配信されてます。どうぞよろしくお願い致します🙇😊。
Kindle
BOOK☆WALKER
https://bookwalker.jp/deb6a4b44c-42a2-49c5-a600-ace808bc8cc2/
コミックシーモア
https://www.cmoa.jp/title/265188/vol/1/
DMMブックス
https://book.dmm.com/product/4300152/k804annbn07550/?i3_ref=search&i3_ord=1
