皆様お疲れ様です😊
元JRA美浦トレーニング調教助手のリーファです🏇
以前Twitterのツイートでもお話しましたが、ちょうど夏のローカルシーズンが始まったので少し編集しつつ改めてブログに書きたいと思います。
良かったら読んで見てください😉。
【夏競馬のパドック】
夏のローカル競馬シーズンになると北海道（函館、札幌）、福島、新潟、小倉など各地に競馬を使いに行く事になります。特に北海道は長期間の出張になる事が多く、家庭の事情や厩舎の都合上行けない人が必ずいます。この様な人の場合は他の厩務員さんや調教助手さんが代わりに担当馬を持って行く事になります。いわゆる持ち替え制度（トレセン用語）というものです。字のごとく自分の担当馬と他のスタッフの担当馬を入れ替えて競馬に持って行く事で、昔から夏場になると必ず行われるシステムです。（自分の担当馬１頭＋他の人担当馬１頭＝合計２頭）
福島や新潟の短期の出張の時も頻繫に行われる事が多く夏場の競馬は自然と持ち替え制度が増えて行きます。
そこで注目して欲しいのがパドックです。普段の担当者と違う人が引っ張ってる馬が、ローカルシーズンになると多いという事です。過去にも言ってますが、引っ張ってる人にも技術がありテクニックも人それぞれ違います。馬も生き物なので人間との相性もあり、普段の担当者と違うという事を敏感に感じ取ります。そうすると自然と馬の歩き方や雰囲気（仕草）も変化し、普段よりも良い雰囲気の馬や、逆に普段よりも落ち着きがない馬も現れます。極端な話をいうと調教師の中には引っ張ってる人によって着順が変わるという人もいるくらい、引っ張ってる人の技量は大切になります。
オープンクラスや上位クラスの馬は担当者が引っ張るケースが多いですが、下級条件の馬の場合は担当者が変わってるケースが多いので注意してください。過去のパドックとの比較が更に大事になってきます。
尚、過去のパドック映像はＪＲＡレーシングビュアー（有料）で確認出来るのでパドック派の方は是非参考にして欲しいと思います。
因みにこの持ち替え制度は各厩舎で賞金の割り振りが事なり、ぶっちゃけ揉める事もあります😓。この辺は皆さんも興味がある事だと思いますので、明日か明後日にでもお話したいと思います。
何れにせよ、今日は夏場のパドックは普段と違う担当者が引っ張る場合があるので、いつも以上に要注意という事を頭の片隅に置いといてもらえればと思います。
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何かと最近話題の多いトレセンを舞台とした漫画です。この漫画でしか知りえないトレセンの仕事内容や裏側をリアルに描いてます。トレセンでの日常はTwitterやブログだけでは伝えきれない事が多く、謎に包まれているのも事実です。１人の新人厩務員（安住真治）を通してトレセンの日常を面白おかしく描いてます。ウマ娘世代から玄人ファンまで幅広い世代に読んでいただきたいと思います。原案は元JRA調教助手の私が担当し漫画は高草木こぶが担当してます。競馬愛ある2人で作り上げた漫画なのできっと競馬の楽しさや奥深さを知れると漫画だと思います。是非一度読んでください。尚、配信はkindle、コミックシーモア、アップルブック等１４６の配信会社から電子書籍として配信されてます。どうぞよろしくお願い致します🙇😊。
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