【有酸素運動と無酸素運動】について
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皆様お疲れ様です🙇

元JRA美浦トレセン調教助手のリーファです😊

先週日経新春杯、今週のAJC杯と長距離レースが続くのでスタミナの観点から競走馬の有酸素運動と無酸素運動についてお話したいと思います

厩舎の話も交えながらになります😉

 

【有酸素運動と無酸素運動】

先ず基本的に競走馬は無酸素運動だけで走ってるのではなく1完歩ごとに呼吸をしながら有酸素運動(持久力)と無酸素運動(瞬発力)を同時に使いながら走っています。特に長距離戦になると有酸素運動の割合は80%以上になります。但し意外にも短距離戦でも有酸素運動の割合が70%と言われているので競走馬に取っては有酸素運動は不可欠です。スピードが上がると無酸素エネルギーを必要とするので短距離戦の方が無酸素運動の方が割合は大きくなります。最近の厩舎では調教の時に心拍数を測れる機械をゼッケンの下につけて心拍数を測定してます。この機械を付ける事によってどのようなトレーニング方法がその馬にあってるのかと、負荷のかかり具合がわかります。調教の数値で言えば1ハロン15秒を切ると無酸素運動の割合も増えるので追い切りでは前半部分を15秒で入って徐々に加速して行くのが通常とされてます。具体的にどのように調教方で持久力をつけて行くかと言うと基本的には長い距離を走らすのが1番だと思います。ただ最近の若手の厩舎はむやみに長い距離を走らせるのではなく1回の調教でのトータルの距離を計算して調教してる所が多いような気がします。例えば角馬場(1周600m)×5=3000mにチップコース1周(2000m)で合計5000mといった具合にトータルでどのくらいの距離を走ったかを計算して持久力のトレーニングをしてます。トレーニングの仕方は厩舎ごとで全然違うので何とも言えないですが、シビアに言うと入ってる馬の素質もありますが成績が良い厩舎はトレーニング方法も上手く行ってる厩舎が多いといえます。最後に馬券に役立つ事を1つ言うと長距離戦ばっかり使って来た馬は持久力はあるが瞬発力で劣る場合があり1800~2000mを使うとキレ負けする場合があるので注意してください。

 

【最後に】

先程も言いましたが厩舎ごとにトレーニング方法が違うので持久力(有酸素運動)に強い厩舎と弱い厩舎はあると思います。その辺も馬券の参考にすると良いと思います。
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